9月26日金曜日に福井県視察の一環として、「暮らしの学び舎KURASO」にお邪魔しました。昼食場所として利用した「コミュニティカフェRaki」から歩いていてすぐのところにあるKURASOは、施設の入り口は、伝統的な木造建築を生かした古民家風の造りで、地方の民家を思わせる温かみがありました。
外の空気もどこか穏やかで、初めて訪れた場所なのに、落ち着いた雰囲気が印象的でした。
代表である田川裕大さんは「大学生活を彩るシェアハウス生活」をモットーに、決して一人暮らしでは感じることのできない近所の住民さん達と暖かく交流し、坂井市で過ごすのが楽しくなるような場所を作りたいという思いから、KURASOを立ち上げたそうです。特に大学進学をきっかけに福井県に来た人にとっては不安が大きい中で、シェアハウス生活をすることによってコミュニケーションが増えたり、寂しさを和らぐこともでき、日々の生活がワクワクすること間違いなしだと感じました。
また、KURASOでは単なる共同生活の場にとどまらず、地域住民との交流イベントや、地元の食材を使った食事づくりなど、暮らしを通して“学び”を得られる工夫がなされていることも印象的でした。
このような場所があることで、学生一人ひとりが地域とつながりながら自分の生活を主体的にデザインできるのだと感じ、私自身もこうした“人とのつながりを生む暮らし”の大切さを改めて考えさせられました。安藤凱
